こんにちは。カラベアです。
今日はちょっと真面目な読書の話をしようかと思います。
1か月前くらいに、読書ネタでもブログを書くぞ宣言をしました。
最近おっさん化の進行が激しい。そろそろ大人の教養的なものが欲しいと思い始めている今日この頃。
そんな感じでBookLiveという電子書籍サービスを利用し、隙間時間に少しずつ本を読んでいるのですが、ある日1冊の本が目に留まりました。
その本というのが『読書を仕事につなげる技術』(山口 周 KADOKAWA)。
今までも、いくらかビジネス書などを読んでみたカラベアですが、最初は本の内容を覚えているし、実生活や仕事にも生かそうとするのですが、少し時間が経つと何時の間にか内容も忘れてしまい普段の行動も元に戻ってしまうのでした。
これじゃ、本を読んで教養を身につけるというのは果てしない道のりなのでは・・・。前向きに読書をしつつも、薄々そんな不安ともどかしさを持っていました。
結論から言うと、この本を読んで凄く良かったです。
こんな風に本を読めばいいのかという指標になりました。
そもそも効果的な読み方を知らずに本を読み続けても、成果はなかなか得られませんもんね。
そしてカラベアが何となく教養を身につけたいと思っていた、その“教養の正体”が、実は「仕事やプライベートでも生かせる教訓」であるということが分かったのも収穫。
辞書で「教養」という言葉を引いてみると・・・
「学問や文化的な知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力」
と出てきました。
でもぶっちゃけ、そんなたいそうな物を身に付けられるとは思えずピンと来ません。
この本を読んでいて、カラベアはもっとシンプルに「仕事やプライベートでも生かせる教訓」ぐらいの感じで学びを得たかったのかと、ハッとしました。
しかし、本の中身はそんな軽いノリで読書をする方法を教えているわけではありません。ビジネスマン向けの骨太の読書論が展開されています。
著者の山口氏は、外資系コンサルで活躍されているのですが、その特性上、様々な業種に入って短時間で問題点を見つけ、企業活動を改善させていかなければなりません。
そのため、どんな業種にも役立つ“ビジネスの基礎知識”を身につけることを求められます。この本では、そんな実戦で押さえておきたい“ビジネス知識や考え方”を学べる良書が大量に紹介されていて、実にお得な1冊だったのです。
すっかり感化されたカラベアは、紹介されていた本を少しずつ買い集め中(笑)
中には中古でも4、5000円するようなものがあり、その辺はまだ手を出せませんが、手の出しやすい物から攻めて、ビジネスマン流の読書体験を始めています。
この本『読書を仕事につなげる技術』で展開される読書論によると、本は現物で線を引きながら読むべきというので、Amazonを頼ってちゃんと現物を購入してます。
そして本に習って、なるべく読む機会を増やすべく自分の机周り、ダイニングテーブルの上や枕元、果てにトイレまでと、色んな場所に本を置き散らかしていく。
仕事で役立てるための読書には2つのポイントがあります。
「2種類の読み方を使い分ける」「投資とみなす」です。
まず「2種類の読み方を使い分ける」ですが、この本でも紹介されている「ビジネスの基礎知識となるような本」は、何度も読み返し身につけ基礎力を磨く。
そして「自分の知的好奇心を刺激するような教養本」は、線を引きながら読み進め、自分が最も重要だと思った箇所のみを5~9箇所程度、書き写す。
このときEvernoteやGoogleメールのような後から素早く検索できるアプリを使えば、必要な時に、キーワードやタグで検索して見返したい情報にアクセスできるので、本の内容は忘れてOKです。
なので教養本は基本的に読み返しません。あえて書き写すことを厳選することで、物事の大事な部分を見極める力のアップも狙います。
重要箇所が多すぎて全然しぼれない本は、自分にとって重要なものだと判断できるので何度も読み返す本に昇格させます。
2つ目「投資とみなす」についてです。
「本を読むという行為」には“お金”と“時間”というコストが掛かっています。
内容が分からない、面白くないという本を、もったいないという気持ちで読み続けるとお金だけでなく、時間まで損してしまいます。
そしてそういう本からは、何よりも重要な“本から学びを得る”という成果が得られないもしくは非常に少ない。そんな時は、割り切って読まない本として処分するのが賢明です。
自分のレベルが上がらないと分からないものも当然あります。どうしても処分に踏み切れない本は時間が経ってからまた何度でも挑戦すればいいのです。
そのため、たくさんの読みかけの本をすぐ手に取れるようにしておき、その時の気分に合わせて読むというスタイルがオススメされています。今日は何も読みたい本がないという状況が回避できます。
本はすでにテキストが書かれたノートの様なもの。たくさん線を引いて、読みながら考えたこと思いついたことを書き込んでいくことで学びにつながるということでした。
だから書き込みやすい現物の本がオススメなんですね。現在、カラベアは基礎力を磨く本は現物で、教養を身につける本は電子書籍でという感じで使いわけることにしました。
そんな読書生活のおかげか、なんだか本を選ぶ視点も変わってきました。
ちゃんと基礎的なものを学べる本を知ることができたので「絶対に~な本」「すぐに~できる」みたいなタイトルのインパクトで目を惹く本には、もう簡単に手を出さないと固く決意。
Jewel Teethというサービスを作りたいと思ってから、カラベアも歯科技工士の仕事とは縁遠いことまで、色んなことを勉強するようになりました。
とりあえず買って投資してしまえということで、良さげな本を手元に置くようになりましたが、まだ読み終えていないものが大半です(笑)
仕事も忙しく、なかなか本を読む時間が限られているのが悔しいところ。
そんな泣き言は言わず、教養が醸し出る大人になるため、前向きに頑張ります!
ということで、今回はだいぶ真面目な記事となりましたが、また皆さんが楽しめる内容で更新していきたいと思います。それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
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