こんにちは。カラベアです。
いきなりですが、「既婚男性同士が集まるとどんな話するか」あるある言います。
最近ふと感じたのですが、既婚男性同士で話していると「あれ?いつもこの話題が出てくるぞ」と気づいたことがあります。
『家庭内で夫がどのくらい家事をしているか?』
カラベアの身の周りではどういうわけか、この話題が実によく出てくるのです。
たとえそんなに親しくない間柄の既婚男性同士であった場合でも、まるで挨拶か社交辞令のように出てきます。
そして話の中で、相手がよく家事をやっていることが分かると「偉いですね。僕なんか全然ですよ~」と言って、互いの労をねぎらうヨイショ合戦が始まることもしばしば。
先日、知人(既婚男性)との間でこんな会話がありました。
『カラベアさんって家事やりますか?』
「嫁さんが仕事の時に料理作ったり、簡単な洗濯や掃除くらいですなんですけど、多少やりますよ」
『凄いですね!自分もいくらかやるんですけど、とくに料理苦手なんですよね~』
「僕も最近やっと色々作ってみるようになっただけで下手なんですけどね~。でも知人さんも苦手でもされてるじゃないですか~」
『そうなんですよね~。自分は何を作っていいか分からなくて、結局カレーにするかみたいにワンパターンになっちゃうんですよね~』
「僕も分からないのでレシピ本見て結局簡単そうなの作ってるだけなんです。でも何回か焦げたの出して怒られてますよ笑」
『そういうのありますよね~!他の家事も嫁さんの納得いくレベルじゃないと怒られますよね笑』
「ですよね~!よかったウチだけじゃないんですね~笑」
二人(アッハッハ~)
とまあ、こんな具合。
ちょっと草食寄りの既婚男性たちは、働きながらこんな会話を繰り広げていたりします。
カラベアの身の周りには、料理が好きという既婚男性はあんまりいないです。自分自身も多少料理をしますが、ぶっちゃけ楽しいと思う気持ち3に対して、面倒くさいと思う気持ち7くらいです。
それでも一応ワンパターンにはならないよう料理を作っている自分がいて、少しだけ積極的に取り組んでいる理由はいったい何なのか・・・。そこの気持ちの正体が分かれば、もっと料理が楽しくなるのではないのか?
そこで料理をもっと楽しむため考察してみることにしました。もしかすると男性を上手く料理好きに変える方法論が確立し、ノーベル平和賞がとれるかもしれません。体感、夫婦間の争いの4割が解消されることになるので。
とういうことで今回は、料理に苦手意識を持つ男性でも料理にハマるのに必要なことを考えてみることにします!
※あくまで既婚男性の視点で書いていきますので、男性女性と区別するような書き方が不快だという方がいたら申し訳ないです(m´・ω・`)m ゴメン…
「なぜ料理に苦手意識をもつのか」
まず根本的なところを考えてみます。料理の苦手な部分、嫌な部分って何でしょうか?
男性同士の会話でも出てくることを踏まえて、例をあげてみると・・・
「時間がかかる」
「切ったり焼いたりなど手間が面倒」
「調理が上手くできない」
「何をつくっていいか分からない」
「そもそも何から取り掛かっていいか分からない」
「手順がややこしい」
「レシピを見ても家にない材料ばかりで作られている」
「美味しくなかった」
「人に出しても喜ばれなかった」
・・・とまあこんな感じ。
細かく挙げればキリがないのですが、出てきた例を分析すると大きく分けて次にあげる4つの原因(ハードル)があるのではと感じました。
①意義、目的が見いだせない (料理をする動機など)
②やり方が分からない、知らない (メニューの組み合わせ、レシピなど)
③上手くできない (調理方法、素材の取り扱いなど)
④報酬がない (達成感がない、美味しくない、褒められないなど)
おおむねこの4点が料理をする過程で、モチベーションを下げるハードルになっているかと。
この料理をする過程で発生するハードルにぶつかる度に、大なり小なりストレスが溜まっていき、どこかのタイミングでつまずいたり不満が爆発したり「もう料理なんてしたくない」となってしまうわけです。
こうやって分析すると、料理について書くつもりだったのが、なんだかどんな事柄にも当てはまる「やる気」や「モチベーション」についてのごく当たり前のことを言うだけの考察になりそうな予感がしてきました(笑)
そんな予感については考えないことにして、①~④のそれぞれについて詳しく考察していきましょう!
「料理に苦手意識を生む4つのハードル」
①「意義、目的が見いだせない」
カラベアの手際の問題もありますが、料理ってかなり手間も時間もかかるものです。
週末や嫁さんの方が仕事が遅いときなど、たまに料理する程度ですが、献立決めや買い出しなどまで含めると料理の時間は3時間くらい余裕で掛かっています。(ブログ用に写真も撮っていると、またテンポが悪くなるのなんのって・・・)
パッと作ろうと急いでも1時間はかかっちゃいます・・・
そのため、もし自分が食べるためだけであれば、1ミリも時間をかけたいとは思いません。実際一人でご飯を食べる時はインスタントや出来合いのもので何も頑張らずに済ませます。
これは以前、嫁さんや義理のお母さんも同じことを言っていたので、多くの人に共感していただけるかと思います。
あくまでも自分以外に食べさせたい人がいるからこそ、料理に手間と時間を割くことができる。
家族で食べる料理を作る場合、ここが特に料理の意義、目的の部分に関する大きなポイントではないでしょうか。
もちろんどれくらいのレベルを求めるのかにもよるとは言え、こうしてみると料理にかかる負担(労力、時間)はかなり大きいので、それを上回る動機が必要となります。
ちなみにカラベアの場合は、ご飯を楽しみにする嫁さんのためという素敵な理由だけではなく、ブログのネタというのが大きな動機になっています。
②「やり方が分からない」
料理をするにしても「何から手をつけていいのか分からない」という人も多いです。先に紹介したカラベアと知人の会話の中で出てきた「何を作っていいか分からない」というセリフも、これに該当します。
「何を作ればいいの?」
「何品いるの?ご飯とおかずだけ?」
「みそ汁も?サラダも?なんか小鉢的なやつも?」
「どこで買う?予算は?」
「作り方は?味付けは?」
「食材の扱いは?調理にかかる時間は?」
「必要な調理器具は?その使い方は?」
「余った材料はどうする?残ったおかずの保存は?」
「後片付けは?」
パッと考えただけでも、これだけの疑問が出てきました。料理をしていて、どこかで必ず「分からないこと」にぶつかります。
カラベアもレシピ本を見ながら料理をしていますが、「いたずりって何?」「しょうがのしぼり汁?」、載っている言葉の意味が分からないと、しょっちゅう手を止めてGoogle検索で調べています。
そのためレシピを見ていて余りに多くの謎ワードが並んでいると、作ってみようという気持ちは起こりません。これは自分には無理だ・・・と諦めモードに突入です。
レシピだけに限らず料理という過程の中で、この「分からない」が多すぎると、「無理だ」「めんどくさい」「もういいや」となってしまうという状況は容易に想像できますよね。
その人がクリアできるレベル設定も含めて、とりあえず作れるというところまで導いてくれる何かしらの「ガイド」や「サポート」が必要になります。
とりあえず、もうこの手順で動けば献立決めから、テーブルに並べるまでオールオッケー!後は食べるだけですよってな感じのテンプレがあると非常に心強いですね。
③「上手くできない」
これは「分からない」が「できない」に置き換わっただけで、料理のハードルとなる理由は、ほぼ②「分からない」同様で、「できない」ことが多すぎると挫折、諦めにつながります。
ですが料理に失敗はつきもの、それも初心者となればなおのこと。上手くやろうと突き詰めてもキリがありません。
「みじん切りができない」
「千切りができない」
「手順を間違えた」
「材料を買い忘れた、必要な物が無かった」
「食材を焦がした」
「食材、調味料が多すぎたor少なすぎた」
「手を切った、やけどした」
カラベアも失敗が多々ありました。弱火を掛けたままだったことを忘れて、せっかく作った料理を丸焦げにして、無駄にしたこともあります(涙)
何かを「買い忘れた」「入れ忘れた」なんて、小さなミスはいくらやっても懲りずに繰り返してしています(笑)
「上手くできない」についても、とりあえず作れるというレベル設定が必要なのは同様ですが、少し違うのは「できる」を増やしてステップアップするために、実際に料理に挑戦することが不可欠ということです。
まずは、とにかく簡単なものに挑戦し、労力やコスト(手間、時間、お金など)が少なくようしたいところ。
さらに、「手間や時間がかからないのに美味しい」「お金がかからないのに凄い料理に見える」などコスパがよければ申し分ないですよね。
④「報酬がない」
これが最後のハードルになりますが、「ハマる」=「何度も繰り返す」ために最も重要な部分でしょう。
これまでの①、②、③のハードルを越えて料理を完成させたとしても、その労力やコストに見合うだけの何かしらの「得るもの」や「見返り」がなければ、また料理に挑戦しようという次の動機につながりません。
料理をすることでどのような「報酬」が手に入るかは、そもそも料理に挑戦しようと思った「目的や意義」が達成できるのか、についての答え合わせみたいなもの。
ここで面白いのは「目的や意義」に見合う「報酬」が欲しいという「欲求」や、手に入るだろうという「期待」だけでも、実際に行動する動機になるというところです。
なんか自分で書いていて、随分まじめというか小難しそうな話にしてしまってる気が(汗)もっと軽い感じというか面白い感じにしたかったのに、どうしようこれ・・・
カラベアの力量不足には目をつぶるとして(笑)
うーん・・・もう少しシンプルに捉えて、「動機(目的や意義)」=「報酬への欲求」としちゃいます。
では料理することで得られる「報酬」って、どんなものがあるのかも少し考えてみましょう。
「美味しいもの、好きなものを食べられて嬉しい」
「家族が喜んでくれて嬉しい」
「褒められて嬉しい」
「上手くできて嬉しい」
パッと思いつくのはこんな感じでしょうか。精神的な報酬だけじゃなく、「外食よりも安上がり」とか、「健康にいいものを食べられる」などの物質的な報酬も考えられますよね。
これらはポジティブな意味での報酬です。少し目線を変えてみるとネガティブな意味での報酬というのも考えられます。
「料理をしないと責められたくない」
「料理下手と思われたくない」
「お金を掛けられないから自炊するしかない」
「好みや健康に合わないから自炊するしかない」
このような自分にとって悪い結果を招くことを回避するというのも報酬といえます。“目線を変えてみると”という表現をしたのは、ネガティブな報酬というのはポジティブな報酬の裏返し的な面があるからです。
「料理を作ると家族が喜んでくれて嬉しい」というポジティブな報酬に対して、「料理を作らないと家族に責められるのを回避できる」というネガティブな報酬があるという例を挙げてみましょう。
どちらも料理をすることに対する家族からの評価というものが軸になっていますが、どうしてポジティブな報酬とネガティブな報酬があるのでしょうか?
実は、ポジティブな報酬を求める行動というのは自分がやりたいという積極的な欲求(ポジティブな動機)から生まれます。
それに対してネガティブな報酬を求める行動というのは、やらなければ不利益をこうむるという、言わば状況に強制された消極的な欲求(ネガティブな動機)から生まれるのです。
ネガティブな報酬のみを求めて料理している人は、嫌なことを回避するという最低限のモチベーションしか持っていない状態です。当然、最低限の料理を作る動機しか持っていませんし、状況による強制力がなくなれば料理をする動機そのものも失います。
なんてことだ!、嫁さんが食べないなら料理する気なんて全くないカラベアは、ネガティブな動機しか持っていないことがバレてしまった(笑)
一方、ポジティブな報酬を求めて料理する人は、「もっと喜んで欲しい」「もっと凄いものを作りたい」などなど、次から次へと料理をする動機が生まれてきます。より美味しく、より見栄え良く、より手軽に・・・と、料理のクオリティや手際もどんどん上達していくことでしょう。
しかし、いきなり料理をすることに対して、ポジティブな動機を持つというのも難しいもの。必要に迫られなければ、行動を起こすきっかけになかなかつながりません。始めのきっかけとしてネガティブな動機もとっても重要です。
そしてそこからが、好きこそものの上手なれ。料理にハマるためには、ポジティブな動機をいかに多くつなげていくかがポイントなんですね。
(このあたりは、「やる気」や「モチベーション」、「内発的動機づけ」「外発的動機づけ」で調べると詳しい解説が出てきますので、興味のある方は検索してみてください。)
「まとめ」
4つのハードルを越えるポイントを簡単にまとめておきます。
①料理を一番の目的や意義は、誰かに食べてもらうこと
②レシピ本や検索など、料理のガイドに頼る
③簡単なものから、とにかく挑戦
④自分にとって料理をすることのポジティブな報酬を知る
まだ記事の途中ですが残念なお知らせです。
だいぶ文章が長くなって来て、もう疲れたので今回はここまでにします(笑)
この記事、考えては書いて、読み直して書き直してを繰り返し、ぶっちゃけ全然進まないんです(涙)
しかし、ちゃんと諦めずに最後まで完成させますので、ここまで読んでくださった方はご安心を。
次回は、今回説明した4つのハードルを踏まえて、夫に料理してもらうときの流れのテンプレを、カラベアなりに考えてみたいと思います。
ということで、今回は「たまにしか料理しない不器用夫が男飯作りにハマるには?」でした。最後まで読んでいただきたありがとうございました。
この記事は「はてなブログ」に掲載しています。よろしければ読者登録やブックマークしていただけるとカラベアがとっても喜びます。
コメント