ジュエリーは国や文化に合わせてデザインされる

こんにちはカラベアです。

たまに、デザインの勉強のためにアクセサリーの本を読んだりします。

この本は「世界のクラウンジュエル」という本で、世界中の王族や貴族などの装飾品が紹介されています。

ページを開けば、金や銀に大きなダイヤ。これでもかと贅沢な材料を使い、趣向を凝らした装飾品の数々。こんなの値段付けるといくらになってしまうんだろうと、思わず息を飲んでしまうほど。

歯科では人の歯を「歯冠」と言い、クラウン(被せ物)という言葉も頻出するため、クラウンジュエルという本のタイトルに強く惹かれて購入しました。

解説が充実しているので、意外と歴史や文化の勉強にもなります。例えば王冠にしても、写真の様によくイメージされるものもあれば、極寒の地域では耳当て付きの帽子風になっていて、直接金属部が肌に当たらないような工夫が施されていたりもします。ティアラもパーツを取り外せて首飾りにできるものがあったりと、見た目の美しさや華やかさだけでなく機能性も追及されているところが面白いところ。

ちなみに、こういった王冠の様な、権力を象徴する宝飾品を「レガリア(王の物)」と呼びます。日本では三種の神器が有名ですが、世界中でこのような宝飾品は存在し、時代の権力者たちが自分の権力は正当性があり、国宝として受け継いでいくことで歴史あるものだとアピールするために利用してきました。

贅の極まったジュエリーの数々を見て、カラベアも刺激を受けました。金やダイヤを取り入れてというのは難しいですが、王冠やティアラなどのデザインを参考に、またjewelTeethを作るつもりです。シルバージュエリー作りを教わっている先生にも、この本を見せたらこれは良い参考書だねと言われました。

本の良し悪しは自分のアクセサリー作りの実力とは全く無関係なのですが、カラベアのセンスを褒められたみたいで嬉しかったです。装丁も美しいので、家に置いて飾っておきたい本ですね。めくるめくクラウンジュエルの世界に浸り、たまには高貴な気分を味わいたい人に、特にオススメできる1冊です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次