映画に出てくる歯の妖精たち
こんにちは。カラベアです。
このブログの中でも、何度か歯の妖精トゥースフェアリーのお話をさせていただきました。もう皆さんにもトゥースフェアリーの存在がすっかりお馴染みになっているかもしれませんね。
これまでお話を聞いてきたトゥースフェアリーといえば、サンタクロースのように子どもたちに大人気の可愛いらしい妖精のイメージですよね?
実はそんなイメージを覆す怖いトゥースフェアリーを描いた映画作品があるのです。今回は、小さな子どもたちにはオススメできない大人向けちょっとダークな歯の妖精の映画を紹介させていただきたいと思います。
歯の妖精をモチーフにした映画3本
『ダークフェアリー』2011年製作
古い屋敷に引っ越してきた家族が、子どもの歯を狙う邪悪な妖精に襲われるホラー映画です。主人公の少女サリーとその家族が、地下室に封印されていた邪悪な妖精を解き放ってしまい惨劇が起こります。
このダークフェアリーが子どもの乳歯を狙うのは、なんと子どもの歯と骨が好物だからです。こんな歯の妖精は絶対イヤですねー。
終盤、サリーたちを逃すまいと襲い掛かってくるダークフェアリーが凄いです。1匹じゃありません、めっちゃいます!サリーの乳歯奪うだけじゃ量足りないよね?絶対骨まで食べられちゃうよね?って感じです。
そしてハサミや刃物を持ってズバズバ切りつけてきます。ダークフェアリーが獲物を地下に引きずりこもうとして足を負傷させるシーンは、かなり痛々しいです。あと卑劣な罠も仕掛けてきます。
ここまででもかなり邪悪なのですが、普通に喋ります。とても邪悪賢い奴らで、子どもを人質にして親に人間を襲わせるなど、極悪非道まさにダークフェアリーです。
そこまでグロテスクなシーンはありませんが、不気味な雰囲気が出ていてドキドキ、ハラハラします。それから最後は少し残酷な終わり方なので、ハッピーエンドで気持ちよくみたいという方は注意が必要ですね。
カラベアがオススメするこの映画の楽しみ方は、ダークフェアリー軍団のその邪悪さを目に焼き付けておくことで、本物のトゥースフェアリーのかわいさを3倍増しで感じるということです(笑)
『黒の怨(うらみ)』2003年製作
「くろのうらみ」だなんて、とても恐ろしそうなタイトルですね。パッケージに書いてある「ダークネス・フォールズ」というのは舞台となった街の名前です。そして、こちらの作品にでてくるダークな歯の妖精は元人間です。
150年前この街がまだ街というほど発展していない村だった時代、マチルダという老女がいました。彼女は街の子どもたちの乳歯をコインと交換して喜ばせることが趣味で、村人にも好かれていました。しかしそんな彼女に不運が重なり、村人たちに子どもの誘拐犯と疑われ処刑されてしまうのです。
彼女は村に呪いを残しました。子どもの乳歯の最後の1本が抜けたとき、マチルダが邪悪な歯の妖精もとい亡霊となって近づいてくるのです。彼女は光の下では姿をあらわしません。しかし暗闇の中で彼女の姿を見てしまったものは殺されてしまうのです・・・。
映画の序章、ダークネスフォールズに住む主人公のカインの乳歯が抜け、邪悪な歯の亡霊となったマチルダが登場するシーン。暗闇からくるぞくるぞと不安を掻き立てつつ、画面が暗くはっきり見えないため、画面を注視することを迫られ正直怖いです。
このまま王道ホラーなのかと思いきや中盤からガラっと展開が変わります。このブログであまり書きたくないワードですが、めっちゃ街の人殺されます。後半では街が停電になったのをいいことに亡霊マチルダの暴れっぷりがヤバいです。
もう乳歯が抜ける抜けない関係なく街の人がやれていきますし、建物もどんどん破壊されます。あれ?これアクション映画だったっけ?って感じです(笑)
パッケージから王道ホラー映画だとだまされるとガッカリしますが、ホラーも楽しめるB級アメリカアクション映画であると思って見ると良作です。少なくともカラベアはとっても楽しめました(笑)
『妖精ファイター』2010年製作
最後の作品は、上の2作品と違ってファンタジーコメディ作品です。メジャーリーグからマイナー落ちしてしまったアイスホッケー選手のデレクが主人公。ケガによる降格で希望を無くしネガティブ人間になった彼は、恋人の妹にトゥースフェアリーなど存在しないと言ってしまいます。
そんな彼の元に妖精の国フェアリーランドから手紙が届き、子どもの夢を壊した罪「ファンタジー殺害罪」で、トゥースフェアリーの仕事の強制ボランティア命令が下されるのです。
当然、トゥースフェアリーのボランティアなどやりたくないデレク。ムキムキマッチョのおじさんが背中から羽を生やし、可愛いフリフリのドレスを着てトゥースフェアリーとして働く姿は一見の価値ありです。
人の記憶を消してしまうパウダー、姿を透明にできるスプレー、体が小さくなるペーストなど歯の妖精グッズも登場し、実際にトゥースフェアリーがいたらこんなアイテムを使っているかもしれないと妄想を膨らませてくれます。
お子さんと一緒に見たいという方、トゥースフェアリーが好きで彼ら彼女らの仕事ぶりを知りたいという方にオススメですね。ただ主人公の乱暴な態度がちょっと目に余るかもしれませんので、その辺が気になる方は注意です。
妖精社会も階級社会だったり、事務仕事をしていたり、いんちき妖精グッズを売りつける奴がいたり、デレクの出るホッケーの試合を応援しにきてくれたりと、人間社会と変わらないトゥースフェアリーたちの行動が見られます(笑)
やさぐれ主人公が考えを改めはじめるまでが少しつらいですが、次第に妖精の仕事もホッケーもプライベートも真剣に向き合うようになり、全てがうまく回りだすサクセスストーリーを見ていると気持ちいいですね。
ラストはコメディらしくハッピーエンドですので、その辺も安心して見ていられます。
それから最後にもうひとつ、この作品のダークな要素を紹介しておきます。主人公のデレクが乱暴なプレーでよく相手チームの選手の歯を飛ばすため、トゥースフェアリーという皮肉な呼び名を付けられているのです。
文字に起こすとまったく笑えませんが、相手選手を吹っ飛ばし歯を飛ばしたデレクが、とっても爽やかな笑顔でウィンクするブラックコメディとして表現されています。カラベア的には、こういうすごいくだらない設定いいと思います(笑)
以上、ちょっとダークな歯の妖精?が登場する映画3本の紹介でした。
終わりに
今回は、ちょっとダークな歯の妖精ということでトゥースフェアリーにまつわる映画を紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
トゥースフェアリーといえば、乳歯と交換で子どもの喜ぶものを持って来てくれる素敵な妖精というイメージだったのに、まさか子どもの乳歯を奪いに来るなんて表現に出会ってしまうなんて驚きでした。
カラベアはAmazonプライム会員なので、映画を見るときはよくプライムビデオを利用しています。しかし残念ながら今回紹介させていただいた作品のうち2本はプライムビデオでレンタルできたのですが、「黒の怨」だけはプライムビデオで見れないのでツタヤでレンタルだったんですよね。(2019年6月現在)
実はカラベア家にはお手製のホームシアターがあります。PS4とプロジェクターをつないでスピーカーと遮光スクリーンを用意したなんちゃってホームシアターです。
映画ファンを自称できるほど映画をたくさん見ているわけでもなく、詳しく語れるわけでもありませんが、休日前の夜などには嫁さんとおやつと飲み物を用意して楽しんでいます。
そこでネットレンタルで見られるプライムビデオに活躍してもらっているというわけです。まぁAmazonプライムのことを知らないという方はだいぶ少ないかと思いますが、今回紹介した作品をどうやって見たらいいか困る方もいるかもしれませんので、紹介しておきますね。お子さんも楽しめるアニメも色々あります。
プライム会員は年会費4900円(月額は500円)で配送料、映画、電子書籍、音楽などの無料サービスや割引サービスを受けられますよ。無料体験も利用できますのでお試しでどうぞ。無料体験に申し込むと期間終了後に自動的にプライムの年間会員に移行するので、使わないようなら解約手続きしてくださいね。(2019年6月現在の情報です)
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。また皆さんが楽しんでいただける情報を更新していきますね!
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